2019年7月からのおおたなでしこ未来塾第5期に先立ち、女性起業塾プレセミナーが、2019年6月8日に太田市産業支援センターで開催されました。
小雨が降る中、12名の女性が参加してくださいました。
「ソーシャルビジネスってご存知ですか?」
そんな言葉から始まった女性起業塾プレセミナー。
ソーシャルビジネスとは、社会貢献に繋がっていくようなビジネスであり、社会の課題を解決していく、社会を良くしていくビジネスのこと。
中学時代から、200人以上のベビーシッターの経験をもつ堀江さん。
そんな経験をする中で、
日本って生きづらい。
結婚出産育児など、ライフステージでのイベントで自分らしくいきられないのではないか。自分らしく生きられる環境をつくる、そんな事業を立ち上げたい
という思いがあり、2010年にスリール株式会社を設立。
自分らしいワーク&ライフバランスの実現をミッションとしています。
これからライフイベントを迎えるような若手の方・育児中の方に向けてのライフキャリアの研修を行い、そういった方々を見守る管理職の方に向けてダイバーシティのマネジメントの研修を行っています。
前職で、子育てに対する当事者意識のなさに愕然としたという堀江さん。
ワーキングマザーにヒアリングをしたときに、
「働きやすいとは言えない」との返答がありました。
ですので、自分が子育てをするときに働きやすい環境を作ろうと思ったんですが、周りに言っても、「頑張ってね」と言われるだけ。
だから世の中って変わらないんだな、と愕然としたんです。
当事者が声をあげても聞き入れてもらえない。
これから当事者になるであろう人たちは無関心…
だからこそ、
当事者になる前に、子育ての両立体験をすれば意識が変わるのでは?
との思いから、体験型のプログラムを導入。
疑似体験をすることで、本音が出てくる。
本音が出てくることで、現場に合わせたコンサルティングが可能になってきます
スリールでは、体験プログラムを主軸にした上で意識と行動を変えていく研修やコンサルティングを企業向けに行なっています。
真剣に耳を傾ける参加者の方々。
皆さん、ご自身の経験と照らし合わせながら、うんうんと頷いていた様子が印象的です。
2時間という限られた時間の中で、堀江さんご自身の生い立ち、夢を実現するまでのエピソード、そして7月から開催される「なでしこ未来塾」のプログラムについて、ギュっと凝縮してお話ししてくださいました。
女性は、男性に比べてソーシャルビジネスを始める傾向にあります。
周りが困っていることや身近にある悩みを解消してあげたい、
自分が解決できた悩みをいろんな人に提供したいという方が多いんですね
既存の「やった方がいい」に流されがちですが、
まずは「本当に自分が達成したいこと」にフォーカスすること。
「自分がやる意義」がないものはやる必要がありません。
ビジネスに正解はありません。
社会の変化とともにそのニーズに応えビジネスも変化していくことが大事です。
着実に一歩一歩なりたい姿に近づいて来られた堀江さんの熱い言葉が続き、あっという間に最後のミニワークショップの時間となりました。
各々、起業について感覚的に合うものをチェックし、イメージを具体化。
7月からの講義に向け、一歩踏み出す形となりました。
今回は、昨年なでしこ未来塾を受講した4期生から3名が、なでしこ未来塾を受講したきっかけや、実際に受講してみてどうだったのか、また、受講した後の変化など、自身の経験談を話す時間も設けられました。
今年から、卒業生をメンターとして迎え、5期生をサポートしていく体制を整えます。
群馬県太田市は、様々な形で女性が活躍できる環境作りを進めて参ります!
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