「女性起業家ネットワークDAY」を開催しました~後編~

11月20日(火)太田市産業支援センターにて開催された「女性起業家ネットワークDAY」。

mizuiro株式会社 代表取締役 木村尚子さんの基調講演の後は、木村さんにもご参加いただき、軽食付きの女性起業家ランチ交流会が行われました。


おおたなでしこ未来塾OGお手製のパン&お菓子

ランチ会の会場は産業支援センター内に併設するCSVセンター。太田市が運営するコワーキングスペースです。大型モニターや高性能複合機、高速Wi-Fiなど、テレワークに必要な設備が整っています。

小さな子どもをもつママが利用しやすいように、授乳室まであるんです。

「こんなに便利できれいな施設があるなんて知らなかった」という声もちらほら。

無料で利用できますし、どんどん使って効率よくお仕事ができるといいですね。

中に入ると……「軽食」というには豪華すぎるランチにみんなびっくり!

パン・オ・レザン、クロワッサン、シュトーレン……と、たくさんのパンを用意してくれたのは、おおたなでしこ未来塾3期生の半田由起子さん。注文制のパン屋さん「半田ベーカリー」の店主さんです。

お惣菜は太田市で身体にやさしいおひるごはんを提供されている山下さんちのご提供。

他にも、おおたなでしこ未来塾4期生の長嶋陽子さんがご自身のお店「Yoko’s Cookies」のアメリカンクッキーを差し入れしてくれたり、木村さんがmizuiro株式会社でつくっている優しい味&食感の野菜のお菓子をもってきてくれたり……。

おいしいランチと甘いお菓子のおかげで、初対面のみなさんもすぐに打ち解けることができました。

おなかが落ち着いたところで、ひとりずつ簡単な自己紹介。そのあとはみなさん女性起業家らしく、名刺交換タイムです。

ここでの出会いからまた、新たなプロジェクトが生まれるかもしれません!


おおたなでしこ未来塾OGによる勉強会

続く午後の部は各部屋に分かれ、おおたなでしこ未来塾OGによる選べる勉強会。

① 訴求力アップ!ブランディング&デザイン入門

② 自分と事業の魅力が伝わる!プロフィール文のまとめ方

③ 一眼レフ・ミラーレス一眼持ってるのに使いこなせてない女性起業家のためのプチ写真レッスン

の、3つの講座から選べます。


ターゲットを絞って持ち味を活かしたブランディングを!

ひとつめは、おおたなでしこ未来塾1期生でありento株式会社 代表取締役・グラフィックデザイナーの馬場早苗さんによる「訴求力アップ!ブランディング&デザイン入門」講座です。

「ブランドとは何か?」から始まり、自分の持ち味に付加価値を付けるブランディングの方法を、ワークを挟みながら教えてくれました。

自分の強み・弱みはわかっているつもりでも、言語化しようとするとなかなか難しいもの。また、内部だけで完結していては意味がないと馬場さんは言います。

「自分たちの良さを見つけるには、他と比べる必要があります。自分たちの何が目標達成にプラスにはたらくのか、マイナスにはたらくのか。どんなところにチャンスがあって、何が脅威となるのか。これらをまとめ、分析することをSWOT分析といいます。なりたいイメージが固まったら、まずはここから自己分析を始めましょう」

みなさん午前の部の基調講演で、ブランディングのたいせつさをひしひしと感じていたところ。

真剣な表情でワークに取り組んでいました。


プロフィールとは共感と信頼を得るためのツール

ふたつめは、同じくおおたなでしこ未来塾1期生でありento株式会社の岩﨑未来さんによる「自分と事業の魅力が伝わる!プロフィール文のまとめ方」です。

プロのライター・編集者である岩﨑さんは、個人や企業のプロフィール文を請け負うことも多いそう。文章をつくる際に注意している点や、魅力的に伝えるコツを伝授してくれました。

講座を始める前に、岩崎さんが「今日はどちらからいらしたんですか?」とみなさんに聞くと、「太田市」「高崎市」「前橋市」とバラバラの答え。高崎市からいらしたおふたりは、さっそく地元トークで盛り上がります。

「自分と共通する話題があると、それだけですこし打ち解けますよね。プロフィール文は『共感と信頼を得るためのツール』です。読む人にまずは共感をもってもらい、それから経歴や職歴、資格などを明示することで信頼を得ます」

と、岩崎さん。仕事につなげようと、事業のことばかりを書くのはNG。かといって仕事と関係のないパーソナルなことばかり書いていてもいけません。

そのバランスの取り方も教えてくれ、受講者のみなさんは真剣にメモをとっていました。

また、プロフィール文には自分のありったけの情報を書き入れるのではなく、自分を魅力的に伝えるために必要な情報と不必要な情報を編集して文章にしていくことが大事だそう。

「自分の経歴や職歴、持っている資格などを、まずは洗い出してみることです。『アピールすることが何もない』と思っている人にもかならずPRできる経歴がありますし、『資格や職歴がありすぎてまとまらない』という人もこの洗い出しの作業によって必要なものと不必要なものをわけることができます」

他にも、“惜しい”プロフィール文をタイプ別に分け、どの部分が“惜しい”のかを具体的に提示。

受講者のみなさんにとって濃厚な1時間となりました。


何を撮りたいのかを明確にすることがカメラを使いこなすポイント

3つめの講座は、おおたなでしこ未来塾4期生・フリーカメラマンの吉良幸恵さんによる「一眼レフ・ミラーレス一眼持ってるのに使いこなせてない女性起業家のためのプチ写真レッスン」です。

一眼レフカメラをせっかくもっていても、機能の名称すらわからずけっきょく使いこなせない!という方は少なくないはず。

まずは何を撮りたいのかを決めてから、そのイメージに近づけるための操作方法を、実際にカメラを触りながら教えてくれました。

「被写体が人物なのか、静物なのかによっても、撮り方は異なります。人物を撮りたければ、近づいたり下がったり、被写体を動かすよりも自分が動いて構図を決めるのがおすすめ。商品撮影だったら、ブレないように三脚をつかっても便利です。『こっちが正面』と決めつけないで、撮影する高さや角度を変えて、何枚も撮ってみるといいですよ」

と吉良さん。

F値やISOといったカメラ用語もわかりやすく説明しながら、お互いに撮り合ってみたりいろいろな角度からモノを撮ってみたり、ワイワイと楽しく行われました。

おまけで、ちょっとアートな写真の撮り方も教えてくれましたよ。


光で文字を書くこんな写真も、特別な装置の必要なく、持っているカメラの設定を変えるだけで撮れちゃいます!

「今までよくわからずに使っていたけど、仕組みがわかったらおもしろくなってきました!子どもをかわいく撮ってあげたい」と意気込む受講者さんもいらっしゃいました。

午前午後と通して学びの多かった「女性起業家ネットワークDAY」。

ここで学んだことや得た知己が、女性起業家のみなさんのさらなる事業の発展・充実につながっていくことでしょう。

第2回目の開催を期待です!




ライター:ento(株)銀鏡あゆみ

OTA-WOMEN~Act Ota Women's Project 2020~

群馬県太田市で実施している女性活躍を支援する事業について発信していきます! ********** 2018年度 太田市女性活躍推進事業 2019年度 太田市女性活躍推進事業 2020年度 Act Ota Women's Project