2019年11月17日、ものづくりイノベーションセンター(群馬県太田市本町29)にて、「女性の働き方応援フェス」が行われました。
都内で活躍する女性起業家5名をお迎えし、キャリアや働き方、生き方について講演やパネルディスカッション、分科会を開催し「自分らしい働き方・生き方」を見つける、太田市主催のイベントです。
第一部は、スリール(株)の代表取締役、堀江敦子さんによる基調講演からスタート。
テーマは「女性が『自分らしく』働くために」。
ワークシートに記入をしながら、現在、自身が抱えているモヤモヤや3年後のビジョンを描き、なりたい未来を可視化していきます。
参加者同士で自己紹介も兼ねて書いた内容を共有する時間を設けられた際には、同じような悩みを抱えていたり新たな発見があったようで、どのテーブルも話が盛り上がり話が尽きない様子。
女性は、仕事を頑張りたいという「キャリア」と、
結婚や出産を含む「プライベート」、
そして周りに迷惑をかけてはいけないという「周囲との関係」。
3つを同時進行で一人で悩み進めてしまうため、モヤモヤを抱えてしまいがち。
堀江さんはそこに着目し、それぞれを軸として家庭における役割から社会における役割まで人生における「ライフキャリア」を考えていきましょうとお話ししてくださいました。
第一部の後半は女性起業家5名によるパネルディスカッション。
テーマは「自分らしい働き方とは?生き方とは?」
パネリストに、(株)OMOYAの猪熊真理子さん、(株)HASUNAの白木夏子さん、(株) ハピキラFACTORYの正能茉優さん、ポジウィル(株)の金井芽衣さんを迎え、それぞれが代表取締役を務める会社の紹介と、起業に至るまでの経緯をざっくばらんにお話ししてくださいました。
「都内で活躍する社長が5人も…!自分とはかけ離れた存在なのでは…」と、最初は緊張しているようで会場内も静かでしたが、子育てと仕事の悩み、社会における女性ならではの悩みなど、自分たちと同じように悩みを抱えていることを耳にし、一気に親近感が湧いたようでした。
第二部は分科会。
猪熊さん、正能さん、金井さんの3人のテーマは「女性の多様な働き方」
堀江さん、白木さんのテーマは「社会起業家とキャリア」。
大手電機メーカーで正社員として働きながら、(株)ハピキラFACTORYの代表も務める正能さんは、自身の働き方を「好きな時に、好きな量だけ取り分けるビュッフェスタイル」に例えており、「今、自分がやりたいことをやる」という柔軟さに、参加者の皆さんも驚きながらも共感していたようでした。
堀江さん、白木さんの分科会は、初めに参加者一人ひとりが自己紹介を行ったことで、参加者同士の共通点や悩みを共有しておりました。
やりたいことを実現するために何から始めれば良いのか、動きたいけど身動きが取りづらい状況でどう一歩を踏み出せばいいのか、参加者一人ひとりが抱える問題に向き合い、背中を押してくれます。
また、忙しい中で家庭と仕事のバランスをどう取っているのか、体調管理や健康維持についてのプライベートな話題でも盛り上がっていました。
分科会で参加者とパネリスト同士の距離がグッと縮まったようで、積極的に質疑応答が行われていました。
最後は、「Next Step Action〜なりたい自分になるために〜」というテーマで発表。
今日明日からどんなことを考え・始めるか、1歩目のActionを共有します。
シートに記入するだけでなく実際に声に出し宣言することが大きな一歩に繋がります。
全プログラム終了後も、参加者同士で名刺交換をしたり講師の方々にアドバイスを求めたり、話は尽きない様子でした。
ここ群馬県太田市という土地で女性起業家が集い、意見交換する場を設けられたことで、一人でも多くの女性が「自分らしい働き方・生き方」を見つけ、この先の「ライフキャリア」を考えるきっかけになってもらえれば嬉しく思います。
参加者の皆さま、関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
太田市にお越し下さった講師の皆さま、本当にありがとうございました。
太田市は、これからも女性の多様な働き方、多岐に渡る活動を推進してまいります。
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